花粉症と言えば、くしゃみも鼻水も、激しい目のかゆみも、本当に辛いですよね・・^^;
- 「目玉を取り出して洗いたい!」
- 「鼻に詰め物をしたい!」
- 「のどにブラシを突っ込んで洗いたい!」
などなど、できることならどこででも、体中のあちこちの花粉を洗い流してしまいたいレベルです。
そして人によって花粉症の症状も少しずつ違ってきますが、止まらない咳が続いて更に、血が混じった痰まで出てくるようになると、ちょっと不安になります。
中には「エっ、血!?私、大丈夫なの?っていうかコレ本当に花粉症?」そんな不安を解消できるように、血の混じった痰について詳しくまとめてみました。
- 血痰の5つの理由!
- やっぱりマズい病気の可能性もある!?
- 3つの対処法まとめ!
- 病院は何科に行けばイイの?
- 妊婦さん向けの治療法って何?
- 放置がヤバイ痰ってどんなの!?
などについても紹介しているので、大事な自分の体について詳しく知っちゃいましょう!^^
花粉症で血が混じった痰は大丈夫なの!?
後ほど詳しく説明しますが、花粉症の代表的な症状である、鼻水などで器官内に炎症が起こってしまい鼻血が落ちる事などによっても、痰に血が付着してしまうケースも少なくありません。
こういうケースだと、花粉症自体が落ち着けば自然と症状もおさまりますが、その他の原因が引き金になっている事もあるので、次で見て行きましょう!
痰に血が混じってしまう5つの理由!
血の混じった痰。それは、「血痰(けったん)」と呼ばれています。あまり見るモノではないだけに、出てしまうと色々考えて不安になりますよね・・
では、「血痰はどんな時に出るのでしょうか?」考えられる原因を5つまとめてみました。
①鼻の粘膜に傷がついてしまった
鼻水のかみすぎなどで鼻の奥の粘膜が傷ついてしまうと、鼻水や痰に血が混じることがあるようです。
また咳が止まらず、咳のし過ぎで痰に血が混じってしまうこともあるんですね。
その他にも、下記の病気によって起こるとされています。
- 花粉症
- 風邪
- 気管支炎
- 気管支拡張炎
これらで咳が続くと、気管支の中が傷ついて血が出てしまうのです。鮮やかな血が痰に混じるのでびっくりしてしまいますね。
鼻水や咳がずっと続いた後なら、まずこれが疑われます!
②風邪
鼻水、咳、といったら、花粉症だけでなく身近な風邪も疑ってみた方がイイかもしれませんね。痰と一口に言っても状態が様々なので、原因についても色々考えられるんです。
鼻水の様子からも併せて、痰や血痰の原因を突き止め、早いこと治療をしたいトコです!
③タバコの吸いすぎ
「タバコは百害あって一利なし」とよく言われます。ストレス解消の嗜好品ということはわかるのですが、それに比べてリスクが大きいと思っている方も多いのではないでしょうか?
まぁ実際そうなんですけどね・・^^;
そしてタバコを吸う人は、吸わない人よりも気管支や肺にダメージを与えていて、咳や痰が出やすい傾向がります。なので、痰に血が混じるようになったら、タバコも原因の一つとして考えてもいいのかもしれません。
特に注意して欲しい人!
- 20年以上ずっとタバコを吸っている人
- 40才以上の年齢の人
は、特に注意が必要と言われています。
そして具体的な本数は1日に20本以上になるので、かなりのヘビースモーカーの人ですね・・^^;
更に気を付けて欲しいのが、痰(タン)にネバーっとした粘着質な糸が引いたような血があるケースなんです。
重病の可能性もあるので、念の為に呼吸器科で検査を受けてみてくださいね。
④肺結核
「結核は治る病気」という知識が広がり、昭和の中ごろまでのような怖いイメージは少なくなりましたが、結核はまだかかる方が多数いる病気なので、油断はできません。現在でも年間約2万人の発症者がいるんですね。
そして結核のかかり始めは、
- 微熱
- 咳
- 全体のだるさ
など風邪のような症状のため、気づくのが遅くなりがちという特徴もあります。
初めのころの症状だけ見ると、花粉症ともよく似ているので、季節や天候を考えて「おやっ?何かおかしい」と思ったら、結核が疑われるかもしれません。
濁ったような血の混じった痰が出たら、すぐに病院に行きましょう!
⑤インフルエンザ
風邪もそうですが、インフルエンザにかかると、咳が長引きますよね。実はあれは、体内のウイルスを外に追い出そうとしているのです。
そして鼻水や痰は、ウイルスや白血球の死骸が塊として体外に出される形になっています。という事は濁った色の時は、たくさんのウイルスが体内にいる証なのですね!ゾッとします・・
その痰に血が混じって出てくるときは、気管支炎や肺炎になってしまっているかもしれないので、病院に行ってみましょう。その病気だけでは治療が容易なケースでも、併発してしまうと厄介なのが怖いトコ。
花粉症の症状は、風邪やインフルエンザのかかりはじめとも似ていますので、油断はできません!
いかがでしょうか?
一口に「血の混じった痰が出る」と言っても、こんなにたくさんの原因が考えられます。
「私、ただの花粉症なんだけど。」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、痰の中の血の量や色を考えると、「もしかしたらほかの病気かもしれない」ということもあります。
続くようなら、病院で検査をしてもらったほうが安心ですね!
こんな方法も効果的!?
慣れないうちは怖そうだけど、花粉症だけでなく風邪の時も、鼻うがいって有効みたいですね〜
鼻がかゆかったり、違和感があったりしたら、私も鼻うがいをやってみようと思います。
血痰の3つの対処法まとめ!
痰に血が混じってしまうと、やっぱりちょっと怖いですね。濁った色の血でも、鮮やかな赤い血でも、びっくりしてしまいます。
でも、出てしまったら慌てず、治すように考えましょう。ということで、3つの対処法をまとめました!
①鼻スチーム治療
「鼻スチームって何?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、昔ながらの「吸入方法」で蓄膿症の患者さん向けにもよく使われています。
生理食塩水などをミストにして、鼻、喉で吸い込むことで、花粉やウイルスを洗い粘膜をしっとりさせて炎症を抑えてくれるんですね!
先ほど紹介した「鼻うがい」もいいのですが、鼻の奥にツーンと来る、という欠点があるんですよね。一方で、この鼻スチームは細かいミストのため、ツーンとしみることが少ないようです。
また生理食塩水でできるため、薬品を使わず、妊婦さんや薬品をとりたくない方にもピッタリな治療法です^^
②ノイロトロピンの注射を打つ
「ノイロトロピン」・・・またまた耳慣れない言葉ですね。
花粉症にはアレルギーに合わせた注射が有効ですが、強力で副作用があったりするため、二の足を踏まれる方も多いのではないでしょうか?
ノイロトロピンは、化学合成ではない薬液のため、体に負担が少ないという特徴があります。つまり依存性もないということ!
気になる方は、かかりつけの病院で問い合わせてみてくださいね。
③とにかく病院の検査を受けてみる
やっぱり、不安になったら専門家への相談がベストです。
「いつものことだから」「ただの花粉症だから」と言わず、不安があったらすぐに病院で相談を受けることがよいと思います。
先ほども原因に挙げた「インフルエンザ」「結核」「気管支炎」などは、早く対策をとればそれだけ早く完治出来るモノ。
もし、大きな病気ではなくとも、「大丈夫ですよ」と専門家から言ってもらえれば安心しませんか?「痰に血が混じる」ことは、いろいろな病気の可能性が考えられるので、一度医師の診察を受ける事をオススメします!
何科に行くのがベストなの?
やっぱり『耳鼻咽喉科』がおススメですね!
痰に血が混ざるときは、8割から9割位が気管支からの出血なので、鼻と喉、どちらも診てもらえる「耳鼻咽喉科」がベストと言えます。
背中の痛みや、周期的な血痰の場合、内科に相談するとよいかもしれません。「かかりつけ」のお医者さんがいる場合は、相談も乗ってもらいやすいと思うので、聞いてみてくださいね!
やっぱり放置は危険!?
先ほど、「8割から9割は気管支による出血」と書きました。ということは、花粉症のくしゃみ、鼻水、咳が収まってくれれば、自然に治るということです。
しかし、残りの1割から2割の可能性も捨てられません。
- 血の混じった痰が続く
- 色がどす黒い
- 黄色やレンガっぽい色の痰が出る
など、「いつもと違う・・」など何か変化を感じたら、病院に行ってみることが大切と思われます。自己判断はリスキーですからね・・^^;
まとめ
痰に血が混じる、って、私もたまにありますが、こんなにたくさんの原因が考えられるとは思いませんでした。
なので「花粉症だから・・・」で済ませず、
- 鼻や気管支の出血
- 風邪やインフルエンザ
- タバコによるもの
- 肺結核
など、他の病気も疑ってみるとよいのかもしれません!
ちょっと汚い話しですが、鼻水をかんだり、痰が出た場合、どんな色や量なのかをきちんと見て、記録しておくといいと思います。
病院にかかった時に説明しやすいだけでなく、普段から体調を把握していることにもなりますね!病院にかかると、症状を軽くできるだけではなく、安心を手に入れることもできます。
以上、「痰に血が!」とびっくりされた方のお役に立てたら幸いです!^^

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