「あかりをつけましょぼんぼりに〜お花をあげましょ、桃の花♪」のメロディーでお馴染みの女の子にとって特別な日『ひな祭り』
押入れ深くにしまっておいた人形を出すと、なんとなくウキウキしますね。花屋さんにも、桃の花や菜の花が並ぶようになり、お部屋に飾る方もいらっしゃるのでは!^^
このアレンジとちょこっとお雛様を飾れば、ひな祭りの準備もばっちりですね!頑張ってお花のある部屋にしてみようかな~?
と、きれいなお花になごんだところで、本題です!
私もそうなんですが、ちょっと待って?『何で「桃の花」なんだろう?』と思う方・・・いらっしゃいませんか?
だって日本の花って、まず桜でしょ?梅でしょ?何でひな祭りだけ桃の花なの??
そんな疑問を解き明かすために、由来をちょっと調べてみちゃいました!最後までお付き合いくださると嬉しいです!
- 桃の花を飾る意外な5つのワケ!
- ズバリひな祭りとどんな関連性がある?
- 昔話も関係してるの!?
- 飾る専用の桃も存在するの?
- 桃の節句の呼び名の理由も!
などもまとめているので、チェックして気になる秘密を暴いちゃいましょう^^
ひな祭りに桃の花を飾る5つの由来まとめ
色々と見ていると、1つだけじゃなく結構たくさんと出てきたのでそれぞれを詳しく見ていこうと思います!
突っ込まれて質問されても、カッコよく答えられるように5つの由来を見ていきましょう^^
①魔よけのパワーがある説
桃の花のパワーは、日本神話にも出てくるほどスゴいパワーがあるんですよ!
というお話。桃のパワーで、化け物が逃げていくんですね!すごい!
その時、桃は、イザナギノミコトから「オホカムズミ」という特別な名まで与えられるのです。
桃はなんと、弥生時代から日本にあったということなので、古代から伝わるパワーフルーツなんですね!
②桃の花が咲く季節だった説
「梅は咲いたか、桜はまだかいな」なんて小歌もありますが(おおっと!トシが!!汗)「ひな祭り=桃の節句」は3月3日。旧暦では、今の3月末から4月中旬に当たるそうです。
ちょうど「梅が終わり、桜はまだ咲いてない」という季節に咲く花が桃だったんですね!
濃いピンクの花、かわいらしい女の子のお祭りにピッタリですね〜
③長寿になれる説
先ほど「魔よけの力がある」と書いた桃。なんと、長寿のパワーも持つとされているらしいですよ。
仙人の住む楽園「桃源郷」には、桃は欠かせませんもんね!孫悟空が食べてしまった不老長寿の「蟠桃」も桃でした。
九千年もかけて実る蟠桃をほとんど食べつくしてしまったので、孫悟空は不死身になったそうな。だから超サイヤ人になれるわけだ!・・・って、悟空違いですね。
④子宝に恵まれる説
日本人なら誰でも知ってる桃太郎。「どんぶらこと流れてきた桃から生まれた桃太郎」、が今でも伝わっているお話です。
しかし明治時代までは、「流れてきた桃を食べるとおじいさんおばあさんが若返り、子供ができちゃった」お話だったとか。
そして一本の桃の木にたくさんの実がつくことからも、「子宝の木」とされているそうです。桃って、いろいろな力を秘めているんですね!
⑤かわいらしい女の子を連想させた説
花も可愛い桃色ですが、桃は果実も可愛いですね!ぷっくりと丸くて、可愛らしい桃色。
いい香りがして、柔らかく、甘~い♡
桃が果物で一番好き!っていう方も多いのではないでしょうか。ジツハワタシモ・・・。
実は、あの色や形から、桃は「女の子」なのだそうです。桃の実の形を女性の「お尻」に見立てたとか。まさに、「桃尻娘(橋本治)」なんですね!
ひな祭りに飲む桃のお酒もあるの?
ひな祭りと言ったら、飲み物は「白酒」というイメージがありますね。歌にも、「少し白酒召されたか 赤いお顔の右大臣」とありますし。
でも、ひな祭りが始まった平安時代には、お酒に桃の花を浮かべて飲んだそうですよ!
なんだか、甘い香りも漂ってきそうですね!花の桃色がお酒に生えるように、ガラスの器が似合いそう♡
そうなると「女の子のお祭り」というより、「女子会」になってしまうかな(^^;)ちょこっと添えることで、桃の花の力もよりパワーアップしそうですね!
飾る桃はどんな種類がイイ?
実は、食べる桃と飾る桃の花とは、ちょっと違うってご存知でしたか?
切り花で売っている桃は、実をとるための種類ではなく「ハナモモ」という種類なのです。観賞用ということですね。
もちろん、実がなる桃の木も季節にはきれいな花を咲かせます。春の桃の畑は一面桃色で、まさに桃源郷!
花瓶で楽しむのに物足りなくなったら、ぜひ花を見に小旅行を!ただし、現代のひな祭りの時期にはまだ畑はつぼみなので、ご注意!
何で桃の節句っていうの?
「節句」は、季節の節目に供物を供える、「節供」とも言われます。古代中国では(陽)の重なりがめでたい、ということで、5つの節句が伝わりました。
うち、1月1日は元日となるので、
- 1月7日に「人日(じんじつ)」
- 3月3日「上巳(じょうみ・じょうし)」
- 5月5日「端午(たんご)」
- 7月7日{七夕(たなばた)}
- 9月9日「重陽(ちょうよう)」
となります。
旧暦3月3日は、梅は過ぎ、桜には早く、しかしちょうど桃の花が盛りなので、「桃の節句」と呼ばれるようになったのですね!
もちろん、桃のパワーを忘れてはいけませんね☆
まとめ
いかがですか?桃って、こんなにたくさんの意味を持っていたんですね~!
桃がひな祭りに飾られる由来、まとめちゃいますと・・・
- 桃には魔よけのパワーがある!
- 桃咲く季節=桃の節句がひな祭り
- 桃を食べると長生きできる!?
- 桃には子宝を授ける力がある!?
- 桃の可愛らしさが女の子を連想させるんだって♡
調べてみてびっくり!そしてますます、古くからのお祭りって飾る花一つとっても、大きな意味があるんだなあって感心しちゃいました!
あなたもひな祭りに桃の花・・・飾ってみたくなりませんか?素敵なひな祭りを過ごしてくださいね♡

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